NECとDFNS、日本の金融機関向けデジタル資産基盤で基本合意
☑️ 日本の金融機関向けデジタル資産基盤で協業へ
☑️ カストディへウォレットや鍵管理の組み込み検討
☑️ 国内データセンターやオンプレミス展開も検討
日本電気とDFNSは2026年10月27日、日本の金融機関向けに安全なデジタルアセットインフラを実現するための協業について、基本合意書を締結したと発表しました。提供開始や導入が決まったものではなく、組み込みや対応の検討を進める段階です。
検討する組み込み内容
両社は、NECが現在検討しているカストディシステムをはじめとする金融機関の各種システムに対し、DFNSのウォレット、鍵管理、ポリシー・ガバナンス管理、取引オーケストレーションなどのシステムを組み込む検討を進めます。カストディシステムは、デジタルアセットの保管と管理に関する業務を支援するシステムです。ウォレットオーケストレーションは、複数のウォレットや鍵管理方式、取引、承認ルールなどを一元的に連携・制御し、デジタル資産の管理・取引業務を統合的に運用する仕組みです。
NECは、日本の金融セクターにおけるSIerとしての実績と知見を生かし、金融機関の既存の勘定系、バックオフィス、コンプライアンスシステムなどとの統合方法についても評価・検証を行います。両社は、デジタルアセットを取り扱うための業務・システム基盤の検討が日本の金融機関で加速している一方、既存システムとの接続が課題になっていると説明しています。
展開オプションと今後の展開
金融機関ごとに異なるセキュリティポリシーやデータの保管先要件に対応するため、SaaSモデルをはじめ、署名コンポーネントを自社の国内データセンターでホストするハイブリッド構成、自社プライベートクラウド、エアギャップ型のオフライン構成を含む完全オンプレミス導入に対応できることを検討します。これらのオプションは、署名コンポーネントだけでなく、ウォレットオーケストレーション、ポリシー・ガバナンス管理、取引管理、鍵管理を含むDFNSのプラットフォーム全体を網羅します。暗号資産のカストディと委託に関する国内規制要件に沿って、すべての鍵、データ、運用を日本国内かつ自社インフラ内に保持できることを目指します。
両社は、日本の金融機関との対話を進めながら、導入要件の具体化とソリューション構成の検証を進めます。将来的には、暗号資産に加え、デジタル証券をはじめとする幅広いデジタルアセットへの対応も視野に入れ、日本の金融機関による新たなデジタルアセット関連サービスの立ち上げと高度化を支援する方針です。
発表日時: 2026年10月27日
関連URL: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001469.000078149.html

