☑️ 勘定系システムのクラウド移行に伴う安定稼働体制を構築
☑️ 障害影響の分析時間を約10分の1に短縮した実績を評価
☑️ 金融インフラの柔軟な運用とサービス品質向上を両立

米Datadogは2026年2月9日、住信SBIネット銀行が勘定系システムをアマゾン ウェブ サービス(AWS)へ移行するにあたり、自社のオブザーバビリティおよびセキュリティプラットフォームが採用されたと発表しました。2028年初頭の稼働開始を見据え、銀行業務の中核を担うシステムのレジリエンス確保を意図しています。
住信SBIネット銀は、日本アイ・ビー・エムのオープン系勘定系システム「NEFSS」をベースとした中核システムをAWS環境へ移行する方針です。同行はこれまでも複数のシステムにDatadogを導入しており、応答速度やエラー率などの主要指標を可視化してきました。この実績に基づき、ミッションクリティカルな新環境の監視基盤としても同プラットフォームの採用を決定した経緯があります。
運用面ではアラート管理の適正化により、担当者の負荷軽減が図られています。重要度の低い通知を整理し、夜間や週末の不要な対応を解消しました。複数の監視ツールを集約したことで、インシデント対応時間の短縮とコスト削減も実現されています。同行システム運営部長の佐藤武氏は「影響分析に要する時間が従来の60分から約5分まで短縮した」と述べ、迅速な対応体制に手応えを示しました。
| 項目 | 導入前の課題・状況 | 導入後の効果・状態 |
|---|---|---|
| 障害影響の分析時間 | 最大60分 | 約5分(最大短縮時) |
| アラート管理 | 大量の通知による情報過多 | 重要度に応じた通知の最適化 |
| 監視体制 | 複数のツールが点在 | 統合プラットフォームへ集約 |
今後は収集した膨大なデータを活用し、AIによる予兆検知やリソースの自動最適化を推進する計画です。国内金融業界では既存資産の柔軟な運用とコスト抑制を目的に、勘定系システムのクラウド移行が加速しています。基幹インフラの安定稼働と迅速な機能更新を両立させる監視技術の重要性は、今後さらに高まる見通しです。
発表日時: 2026年2月9日
関連URL: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000103.000077474.html
