☑️ 2025年の通年被害額は前年比8.0%減の510.5億円
☑️ 被害の9割を占める番号盗用被害も減少傾向へ
☑️ 第4四半期の不正利用発生率は0.027%に低下

日本クレジット協会は2026年3月6日、クレジットカード不正利用被害実態調査の集計結果を公表しました。2025年通年の不正利用被害額は前年比8.0%減の510.5億円となり、近年の増加傾向から一転して前年を下回る結果となりました。
番号盗用被害の減少が全体の押し下げへ
被害額の減少を牽引したのは、不正利用全体の9割以上を占める番号盗用被害です。2025年通年の番号盗用被害額は475.4億円となり、前年比で7.4%減少しました。一方で、偽造カードによる被害額は7.2億円と前年比で22.0%増加しており、手口の局所的な変化が確認されています。
| 被害の種類 | 2025年被害額 | 前年比 |
|---|---|---|
| 番号盗用 | 475.4億円 | 7.4%減 |
| 偽造カード | 7.2億円 | 22.0%増 |
| その他 | 27.9億円 | 21.6%減 |
| 合計 | 510.5億円 | 8.0%減 |
四半期ごとの推移をみても、被害額は減少傾向にあります。2025年第4四半期(10月〜12月)の不正利用被害額は93.9億円で、前期(7月〜9月)比で7.9%減少しました。また、前年同期比では42.1%の大幅な減少となっています。
不正利用発生率も低下傾向
被害額の減少に伴い、クレジットカードショッピング市場規模に対する不正利用の割合も低下しています。2025年第4四半期の不正利用発生率(速報値)は0.027%となり、前期から0.003ポイント減少しました。同協会は、2026年3月末に年間の確定値を改めて公表する方針です。
長らく拡大を続けてきたクレジットカードの不正利用被害ですが、通年での減少に転じたことはセキュリティ対策の一定の成果を示している可能性があります。今後は、増加に転じた偽造カード被害への対応や、新たな手口に対する監視体制をいかに高度化していくかが焦点となりそうです。
発表日時: 2026年3月6日
関連URL: https://www.j-credit.or.jp/download/news20260306_a1.pdf
