☑️ 2025年の年間不正被害額が510.5億円と前年比約7.4%減少
☑️ EMV 3-Dセキュア普及の効果とともに空き箱出品等の新手口を分析
☑️ 最新ガイドライン6.1版に準拠した属性・行動分析の具体的事例を提示

かっこ株式会社および株式会社リンクは、2025年10-12月期の「キャッシュレスセキュリティレポート」を公開しました。2025年通年のクレジットカード不正利用被害額は510.5億円となり、2014年以来11年ぶりに前年比で減少へ転じました。この背景には、国内で進むEMV 3-Dセキュアの導入義務化があり、決済時の認証強化が一定の抑止効果を発揮し始めています。しかし、被害額自体は3年連続で500億円を超える高水準を維持しており、EC事業者が直面するリスクは依然として深刻な状況にあります。
本レポートは、2026年3月に公開された『クレジットカード・セキュリティガイドライン【6.1版】』に基づき、事業者が優先すべき脆弱性対策や多層防御の要点を解説しています。具体的な利用の流れとして、EC事業者はレポート内の事例集を参照し、属性・行動分析を実装することで、決済時だけでなく決済後の取引行動を含めた監視体制を構築します。今回、新たに確認された「空き箱出品」を装うスマホ不正取得などの手口に対し、正規の物流ルートを隠れ蓑にする不正スキームを検知する仕組みを詳述しました。
従来の対策との差分は、決済時のパスワード認証などの「点」の防御から、配送先や取引行動の不自然さを捉える「線」の防御へと実装の重点が移行した点にあります。本レポートでは、多額の被害に直面した加盟店が専門組織の整備や属性分析によって被害を抑制した実例も紹介されました。なお、本統計データは2025年12月までの実績に基づくものであり、利用者は専用URLから詳細資料をダウンロードして具体的な対策の検討に役立てる仕組みです。
👉 従来の決済時の本人認証のみを起点とする防御モデルに対し、本件は配送先住所や取引履歴といった非決済要素の分析により、正規の物流網を悪用した不正取得を遮断する多層防御の仕組みです。
発表日時: 2026年4月21日
関連URL: https://frauddetection.cacco.co.jp/media/data/11204/
