☑️ 中小企業向けBaaS事業を本格始動
☑️ りそな銀行の口座・振込機能とAPI連携
☑️ サービス提供は必要ライセンス取得が前提

デジタルガレージは2026年5月13日、りそなHDと企画・設計を進めてきた中小企業向けBaaS/デジタル金融事業について、「DG Bank(仮称)」プロジェクトとして期中ローンチに向けて本格始動したと発表しました。中小企業や個人事業主の口座開設、振込、入出金予定管理、決済・売上データを活用した短期資金調達などを支援する構想で、銀行口座や振込などの銀行機能は、りそな銀行が提供予定です。従来の決済・金融機能を個別に提供するのではなく、りそな銀行の専用支店口座と参照系・更新系APIを組み合わせ、SMEの資金管理や入出金業務に近い接点で金融サービスを組み込む点が差分です。
りそな銀行の専用支店口座とAPIを活用
DG Bank(仮称)は、中小企業経営者や個人事業主が抱える資金管理や入出金業務の負担を支援するデジタル金融サービスとして構築を進めています。サービス提供開始当初から、オンライン完結型の審査プロセスを構築し、事業者が必要な場所から口座を開設できる体験を目指すとしています。
金融機能では、りそな銀行が提供する参照系・更新系APIを通じ、預金や振込などの機能とデジタルガレージの技術を組み合わせる計画です。対象となる実務は、振込業務、入出金予定の管理、決済・売上データを使った機動的な短期資金調達などです。
ただし、本サービスの提供には必要なライセンス取得が前提です。資料では、具体的なローンチ日、料金体系、提供対象の詳細、利用条件、対応する銀行機能の範囲は示されていません。
加盟店ネットワークとSME接点を利用
デジタルガレージは、同社グループの決済ソリューションを導入する加盟店ネットワークを活用します。りそなグループは、中小企業との顧客接点を持ち、両グループの事業アセットを通じてSME向けの金融アクセスを広げる考えです。
業種別の接点として、デジタルガレージグループが関与してきた不動産契約管理サービス「Musubell」や、飲食・小売領域向けDXソリューション「Pangaea Order」も挙げています。これらのバーティカル市場に対し、各業界の商流や業務課題を踏まえた金融サービスを提供し、対象業種を順次広げる計画です。
外部パートナーとの連携では、カカクコムグループの「食べログ」「価格.com」、生命保険・資産運用機能に加えて福利厚生事業基盤を持つ第一ライフグループ、中小企業向け事業基盤に関わる企業群・サービス群との提携を順次進める予定です。資料では、個別連携の開始時期や提供機能の詳細は明記されていません。
金融機能を業務接点に組み込む構想段階
SME側にとっては、口座、決済、資金管理、資金調達を別々に扱うのではなく、決済データや業務サービスの接点から金融機能を利用する設計が示されています。現時点では、DG Bank(仮称)は期中ローンチに向けたプロジェクト始動段階であり、AIエージェントによる支払・回収・資金移動支援や、ステーブルコインを含む次世代デジタル決済手段との連携は将来的な視野として示されたものに留まります。導入を検討する事業者にとっては、正式提供時に、対象口座、振込機能、資金調達機能、外部サービス連携、ライセンス取得状況を確認する必要があります。
発表日時: 2026年5月13日
関連URL: https://www.garage.co.jp/pr/release/20260513/
