☑️ 日本銀行が政策金利の引き上げを伴う金融市場調節方針の変更を決定
☑️ 無担保コールレートを従来の0.75%程度から1.0%程度へ引き上げ
☑️ 適用は6月17日からで、補完貸付制度などの各種適用利率も変更
日本銀行は2026年6月16日、政策委員会・金融政策決定会合において金融市場調節方針を変更し、無担保コールレート(オーバーナイト物)を1.0%程度で推移するよう促すことを決定しました。新たな方針は翌営業日の6月17日から適用されます。
各種制度の適用利率の変更
方針変更に伴い、補完当座預金制度の適用利率(日本銀行当座預金への付利金利)を1.0%とします。また、補完貸付制度の適用金利である基準貸付利率については1.25%へ引き上げることを決定しました。
経済・物価情勢と変更の背景
日本銀行によれば中東情勢を受けた原油価格上昇が景気の下押し要因となっている一方、高水準の企業収益や雇用・所得環境の改善が経済を下支えしています。物価面では、原油価格上昇を起点とした企業間取引の価格転嫁が速いスピードで進んでおり、中長期の予想物価上昇率も引き続き上昇しています。日本銀行は、消費者物価の基調的な上昇率が2%の「物価安定の目標」を超えて上振れていくリスクがあるとし、金融緩和の度合いを調整することが適切と判断したとしています。
今後の政策運営方針
同行は、政策金利の変更後も緩和的な金融環境は維持されるため、引き続き経済活動をサポートしていくとしています。今後の金融政策運営については、経済・物価・金融情勢に応じて引き続き政策金利を引き上げ、金融緩和の度合いを調整していく考えです。
発表日時: 2026年6月16日
関連URL: https://www.boj.or.jp/mopo/mpmdeci/mpr_2026/k260616c.pdf
