☑️ BBSSが5月度のネット詐欺リポートを公表
☑️ PayPayを装う詐欺が最多で送金型は2月比22.4倍に急増
☑️ 従来の認証突破型から正規決済を悪用する手口へシフト

BBSSは2026年7月31日、5月度ネット詐欺リポートを公表し、QRコード決済を悪用した不当請求詐欺や、ポイントプレゼントを装った偽サイトの増加に対する注意を呼びかけました。リリースでは、認証技術の強化が進んだ結果、攻撃者が認証を突破するのではなく、正規の決済の仕組みをそのまま使わせる方向へ手口を変えていると分析しています。
QRコード決済悪用の直接送金詐欺が急増
5月度は、利用者をQRコード決済の支払い画面へ誘導して直接送金させる不当請求詐欺が増加しています。IDやパスワードを盗む従来のフィッシング詐欺とは異なり、正規の決済手続きを利用させる点が特徴です。「e-Taxで未納の税金があります」といった偽のメッセージから誘導する事例が確認されています。トビラシステムズの調査によると、この種のPayPay送金詐欺は2月と比べて22.4倍に急増しています。送金確定後の取り消しは困難で補償の対象外となる場合もあるため、金銭被害に直結しやすいとしています。

フィッシングサイトのブランド動向と標的の変化
5月のフィッシングサイトブランドランキングでは、PayPayを装ったサイトが最も多く確認され首位となりました。また、自動車税や住民税の納付期限が集中する時期を狙ったとみられる国税庁が10位に入っています。一方で、証券関連のフィッシングサイトは、マネックス証券をかたるサイトの減少に伴い構成比が低下しました。フィッシング対策協議会の5月度報告でも、証券会社をかたる報告数は前月から9割以上減少しており、金融庁と業界による認証強化の効果が表れた反面、攻撃者が標的を移した様子がうかがえるとしています。

お得感でだますポイント詐欺と今後の予測
5月から6月にかけては、「JRE POINT」「楽天ポイント」「Vポイント」「dポイント」などのブランドを悪用し、「ポイントをプレゼントします」といったお得感でログイン情報を盗み取る手口も増加しました。さらに、夏の旅行シーズンに向けて鉄道や航空をかたる手口の増加が予想されており、ランキング5位に「えきねっと」が入っている点はその予兆と考えられています。
BBSSは対策として、メールやSMSのリンクから決済やログインをせず、公式アプリやブックマークから直接確認することを推奨しています。また、不審なサイトの安全性を無料で確認できる「詐欺サイトチェッカー」の活用も有効としています。
発表日時: 2026年7月31日 15時00分
関連URL: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000219.000008525.html
