ふくおかFGと日本IBM、AIパートナーシップ契約を締結 銀行業務全体のAI前提再設計を推進

☑️ ふくおかFGと日本IBMが「AIパートナーシップ契約」を新たに締結
☑️ 顧客向け「AIコンシェルジュ」や行員向け「AIバディ」などAIエージェント構築を推進
☑️ 開発支援「IBM Bob」の実証実験やAIガバナンス機能の実装に着手

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ふくおかフィナンシャルグループ(FFG)は10月21日、日本アイ・ビー・エム(日本IBM)と「AIパートナーシップ契約」を新たに締結したと発表しました。AIが当たり前となる未来からのバックキャストにより、顧客体験・業務・組織そのものをAI起点で再設計する「AIファーストの組織変革」を推進する方針です。

FFGと日本IBMは、2022年11月にDX戦略推進に向けた戦略的パートナーシップを締結し、個人バンキングアプリや法人ポータル「BIZSHIP」といったデジタルチャネル構築、内製開発支援、ITアーキテクチャ整備などで協業を進めてきました。今般の生成AIの急速な進化を踏まえ、従来のパートナーシップを強化する形で新たな提携契約を結びました。

今回の取り組みでは、顧客接点からコーポレート・専門業務に至る銀行業務全体をAI前提で再設計し、ガバナンス・システム・データ・人財等の共通ケイパビリティを一体で強化することを目指します。具体的には、法人・個人営業領域でのAIエージェント構築や顧客向けAIエージェントの実装を進めるほか、AIアーキテクチャおよびガードレール等のガバナンス機能の構想・実装を図ります。

さらに、AIエージェント駆動のエンタープライズ向け開発支援パートナー「IBM Bob」などの最新技術を活用した実証実験を進めるとしています。

FFGは、法人営業、個人営業、コンタクトセンター、バックオフィス、本部企画業務、市場/リスク業務、システム開発・運用の7つのコアユースケースを推進しています。また、安全なAI活用に向けた統制を担う「AICOE」の設置や全社横断の「AI戦略グループ」の新設、各部門への「AIXオフィサー」配置を行うとともに、OpenAI社やエクサウィザーズ社とのアライアンスを通じてAI活用を本格化させています。すでにChatGPT Copilotの全社展開や、審査サポートAI・音声認識AIなど2年半で20件のAIユースケースを実装した実績を持ちます。

新たな顧客・業務体験として、顧客向けには「AIコンシェルジュ」、行員向けには「AIバディ」の提供を目指します。対話や提案から実際の業務遂行までを幅広く支援し、業務AIや行内外のデータ・システムを共通基盤で一元的に連携させる計画です。

人財活用においては、AIが情報収集や資料作成などの中間工程を広く担うことで、行員は顧客理解や課題設定、合意形成・実行といった高度なヒューマンタッチ領域や成長領域に注力するモデルの構築を進めます。

システム基盤の面では、既存銀行システムの堅牢性とデジタルバンク「みんなの銀行」のクラウド・APIによる拡張性を組み合わせたハイブリッド型アーキテクチャを志向しています。なお、勘定系プログラムのマルチバンク化・オープン化を含む基幹系システムの高度化は2027年度初旬に完了する予定です。

発表日時: 2026-10-21
関連URL: https://www.fukuoka-fg.com/news_info_pdf/2026/20261021_release.pdf