☑️ 近江鉄道で2026年3月1日にICOCA導入開始
☑️ Web定期券販売やWESTERポイント還元を展開
☑️ 西日本初となる「こども運賃1乗車10円」を実現

近江鉄道と西日本旅客鉄道は、2026年3月1日より近江鉄道線全線において交通系ICカード「ICOCA」のサービスを開始すると発表しました。同線でのICOCA導入は、全国相互利用サービスへの対応による利用者の利便性向上と、駅業務の効率化を目的としています。
新たに導入されるICOCA Web定期券サービス「iCONPASS(アイコンパス)」では、スマートフォンやパソコンから定期券の新規購入、継続、払い戻しが可能になります。これにより、従来のように駅窓口へ足を運ぶ必要がなくなると説明しています。決済方法はクレジットカードのほかコンビニ決済にも対応し、通学証明書のアップロード機能も備えています。また、近江鉄道線だけでなく、近江バスや湖国バス、JR西日本といった複数の定期券を1枚のICOCAに集約できる機能も提供されます。
利用促進策として、ポイントサービス「WESTERポイント(チャージ専用)」を開始します。これは、1ヶ月のチャージ残額利用額が3,000円を超えた場合、その超過分の10%が翌月にポイントとして付与される仕組みです。ポイントの利用には、事前にWebや駅の券売機での登録が必要となります。
さらに、次世代の鉄道ファン育成や子育て世帯の支援を目的として、こども用ICOCAを利用した際の運賃を1乗車につき一律10円とする施策も打ち出されました。同社によると、特定の条件なしに子供運賃を一律10円とする取り組みは、西日本エリアの鉄道事業者としては初の試みです。
ICOCAの導入に伴い、駅の営業体制や乗車券の販売方法も大きく刷新されます。サービス開始当日となる2026年3月1日をもって、駅窓口での紙のきっぷや普通回数券、昼間割引回数券の発売が終了します。今後はICカードによる精算、または車内での整理券方式による現金精算に一本化される予定です。ただし、身体障がい者割引などの特殊割引乗車券については、引き続き有人駅窓口での紙のきっぷ販売を継続するとしています。
これに合わせて、駅の窓口営業時間も再編されます。彦根駅、八日市駅、近江八幡駅は始発から終電まで営業しますが、貴生川駅は朝夕の通勤時間帯を中心とした営業となり、それ以外の駅は終日無人駅となります。車内には新たに入出場用のIC改札機が設置され、無人駅での乗降時も車内で精算が完結する体制を整えるとしています。
企画乗車券についてもラインナップの見直しが行われます。全線が1日乗り降り自由となる「1デイスマイルチケット」は、現行の900円から1,500円(おとな)に価格改定される一方、利用日が金土日祝限定から毎日利用可能に変更されます。
近江鉄道は、今回のICOCA導入とデジタルサービスの拡充を機に、沿線住民や観光客の移動をより円滑にし、持続可能な鉄道運営を目指す方針を示しています。
発表日時: 2026年1月26日
リリースURL: https://www.westjr.co.jp/press/article/items/260126_00_press_ohmitetudo_3.pdf
