☑️ NFC技術の標準化を推進する最新指針を策定
☑️ 通信速度の8倍向上や一括決済機能の導入
☑️ 市場の利便性向上と量子耐性を含む安全性強化
NFC技術の国際標準化団体であるNFC Forumは2026年2月2日、近距離無線通信の技術標準および技術能力の発展に向けた最新のロードマップを発表しました。本指針はApple、Google、Huawei、Identiv、Infineon、NuCurrent、NXP Semiconductors、ソニー、STMicroelectronicsの理事会メンバーが共同で策定したものです。今後数年間で、データ転送速度の向上やセキュリティの刷新、ワイヤレス給電の進化、デジタルキーの要件拡張などに取り組みます。
今回のロードマップでは、以下の6つの優先事項を掲げています。
| 優先事項 | 概要・主な取り組み |
|---|---|
| データ転送の高速化 | 通信速度を現行規格の最大8倍に引き上げ、応答性を向上 |
| リーダーモードの相互運用性 | デバイス間での確実な動作を保証するエンドツーエンド試験の提供 |
| セキュリティの高度化 | 量子コンピューティングへの耐性確保やリレー攻撃対策の強化 |
| ワイヤレス給電の進化 | 第世代仕様の策定による高出力化と複数デバイス同時充電への対応 |
| 多目的タップ | 1回の動作で決済や認証など複数の処理を同時に実行する仕組みの構築 |
| デジタルキー | 業界横断的な要件に基づいた革新的な鍵体験の創出 |
NFC Forumのエグゼクティブ・ディレクターであるマイク・マカモン氏は「NFCはあらゆる市場で信頼される基礎技術です。顧客が期待するシームレスな体験を維持するためには、真の業界調和を実現するグローバル標準の開発が不可欠です」と述べています。また、将来の進化を既存のユースケースや長期的な目標と一致させるため、すべての関係者に開発プロセスへの参加を呼び掛けています。
同団体は2023年に発表した前回のロードマップに基づき、2025年6月の「Release 15」において動作範囲の拡大やデジタル製品パスポート(DPP)対応を実現しました。今回の新ロードマップはこれらの成果を基盤とし、非接触技術の普及をさらに加速させる狙いです。
発表日時: 2026年2月2日
関連URL: https://nfc-forum.org/news/2026-02-nfc-forum-publishes-its-latest-technology-roadmap/
