☑️ 東武鉄道や日立など6社が既存機と連携できる顔認証改札の仕組みを実現
☑️ オムロンや日本信号などの主要改札機に対応し初期コストや工期を抑制
☑️ 2026年7月15日から東武東上線池袋駅と上板橋駅で稼働を開始

日立製作所、東武鉄道、オムロン ソーシアルソリューションズ、日本信号、東芝、パナソニック コネクトの6社は2026年7月9日、生体認証サービス「SAKULaLa」を活用し、国内の主要な改札機と連携可能なウォークスルー型顔認証改札の仕組みを実現したと発表しました。多くの鉄道事業者が既存の改札機に顔認証用のカメラを追加設置してネットワーク接続するだけで、改札機を交換することなく短期間かつ導入コストを抑えてウォークスルー型の顔認証改札機へ切り替えることが可能になります。
主要3社の改札機に対応したオープンエコシステムと安全性
国内の主要な鉄道改札機メーカーであるオムロン、日本信号、東芝の3社と協力し、各社の改札機と「SAKULaLa」を連携させるための汎用的なシステム基盤を構築しました。これにより全国の幅広い鉄道事業者が活用できる環境を整えています。セキュリティ面では、日立独自の公開型生体認証基盤(PBI)を活用して生体情報を復元できない形に暗号化し、高いセキュリティを維持しながら駅の利用環境に求められるスムーズな通過に対応するレスポンス性能を実現しています。また、会員情報を一元管理する「SAKULaLa」の仕組みにより、導入する鉄道各社は利用者から個人情報や生体情報を取得することなくサービスを提供でき、利用者も一度の登録で追加手続きなしに各社のサービスを利用できます。

都内初となる池袋駅などでの導入実績と今後の計画
本仕組みの都内初の事例として、2026年7月15日から1日平均約42万人が利用する東武東上線の池袋駅および上板橋駅にて稼働を開始します。東武鉄道における顔認証改札の取り組みとしては、2025年11月13日に東武宇都宮線と栃木駅の全12駅で独立型タブレットを用いた改札の稼働を開始し、2026年5月27日には東武宇都宮駅でウォークスルー型顔認証改札を稼働させて安定性や運用のノウハウを蓄積してきました。今後は2026年9月までに東武アーバンパークラインの船橋駅と馬込沢駅へ導入するほか、2026年度中にはICカードと併用できる顔認証改札機を開発して東武線の一部路線に導入する計画です。2027年度以降は東武線での設置箇所拡大とともに、他の鉄道事業者への導入拡大を目指すとしています。
各社の役割とサービス展開の展望
システム開発やPBI提供を日立が担い、顧客体験設計やグループ施設への先行導入を東武鉄道が担当します。改札機の開発・設置・運用はオムロン、日本信号、東芝が行い、パナソニック コネクトは顔認証技術の提供と接続連携開発を担当しています。「SAKULaLa」は2024年4月から提供されており、2026年7月現在で20,000名以上が登録しています。東武鉄道と日立は今後、東武百貨店をはじめとする駅周辺の商業施設や飲食店などにおける決済や各種サービスへの「SAKULaLa」導入を推進し、移動から買い物までを1つのサービス上でつなぐ手ぶらの生活体験の実現を目指すとしています。
発表日時: 2026年7月9日
関連URL: https://news.panasonic.com/jp/press/jn260709-1
