☑️ SBI証券のFX株券担保サービスで代用評価額が反映されないシステム障害が発生
☑️ 再委託先の作業誤りが原因で779口座にて誤ったロスカットが執行
☑️ 誤決済口座へのポジション復元などの個別対応と委託先管理の強化を実施
SBI証券は10月14日、外国為替保証金取引(FX)の株券担保サービスにおいて、担保として預かっている有価証券の評価額(代用評価額)が反映されないシステム障害が発生したと発表しました。障害の影響により、779口座において本来は執行されるべきではないロスカット(強制決済)が行われたとしています。
障害の発生期間は10月12日の取引開始時から、10月13日5時30分の臨時メンテナンス完了までです。直接の原因は、同社がFXサービスのシステム運営を委託しているSBIリクイディティ・マーケットから業務の一部を再委託されたインターネットイニシアティブにおける運用上の誤りによるものと説明しています。10月10日未明に代用有価証券情報ファイルの到着が遅れた際、運用担当者が別の処理と誤認して必要な再実行を行わなかったため、評価額が反映されない状態となりました。さらに、システム上必要なファイルが揃っていることを確認しないまま後続処理が進む設計・運用になっていたことから、作業誤りを検知して処理を止めることができませんでした。
SBI証券は、顧客の意向を確認したうえで障害が発生しなかった状態に戻す「ポジションの復元」を基本として対応を進めています。誤ってロスカットされた779口座のうち、その後に取引や入出金等を行っていない407口座については、10月13日の臨時メンテナンスにおいてロスカット前のポジションに復元しました。その後取引等を行った372口座や、強制決済を避けるため自身でポジションを決済した顧客については、個別に意向を確認して対応する方針です。
なお、本障害は作業誤りによるもので外部からの不正アクセス等ではなく、顧客の個人情報や資産情報の流出は生じていないとしています。また、同社の業績に与える影響は軽微と見込んでいます。再発防止策として、再委託先における確認・再実行手順の見直しと徹底を求めるほか、委託先管理態勢を見直して監督を強化するとしています。
発表日時: 2026年10月14日 0時00分
関連URL: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000957.000007957.html
