☑️ Visaが金融機関向けの新オーソリゼーション機能を提供
☑️ 単一API接続で決済プロセッシング基盤の高度化を支援
☑️ デジタルウォレットなど新たなコマース形態の拡大に対応
Visaは、アクワイアラ(銀行および金融機関)向けの新たな決済機能「Visa Intelligent Authorization」の提供を開始したと発表しました。これは「Visa Acceptance Platform」上の新機能であり、単一のAPI接続を通じて決済プロセッシングの高度化を支援するものです。
オーソリゼーション(承認)プロセスにおいて、従来型のシステムでは現在の取引量やデータの複雑性に対応しきれない場合があり、誤った取引拒否やコスト増加が課題でした。新機能の導入により、インフラを再構築することなくこれらの課題を解決する意図があります。
決済プロセッシングの高度化と機械学習の活用
本機能は、単一の接続を通じて主要カードネットワーク全体の取引を処理します。機械学習エンジンが取引データをリアルタイムで分析し、ネットワークルールや地域規制に基づいた最適なルーティング判断を支援する仕組みです。また、即時のリスクアラートや分析ダッシュボードを備えた一元管理ポータルを提供し、運用管理や規制対応の効率化も図ります。
Visaによれば、本ソリューションは99.999%の稼働率を実現し、グローバル平均で96.3%の承認率を達成しています。アクワイアラのメインプロセッサーとして、または既存機能を拡張する補完的な役割としての利用が想定されています。
新たなコマース形態への対応
デジタルウォレットやステーブルコイン、エージェント型コマースなどの新たな形態が普及する中、オーソリゼーションシステムにはより大容量かつ複雑なデータをリアルタイムで処理する能力が求められています。Visaが委託した調査では、アジア太平洋地域において消費者の74%がショッピングの過程でAIを活用したツールを利用していることが分かっています。
Visaのアジア太平洋地域Value Added Servicesの責任者であるAxel Boye-Moller氏は、現在のインフラの多くが異なる世代の取引を前提に構築されていると指摘しました。そのうえで、新機能は単一の接続を通じてネットワーク全体でよりスマートな判断を可能にするものだと説明しています。
本機能は、条件を満たすアクワイアラ向けに順次提供されるとのことです。
発表日時: 2026年3月9日
関連URL: https://www.visa.co.jp/about-visa/newsroom/press-releases/nr-jp-260318.html
