☑️ TISと岡三証券がJICAの実証実験パートナーに選定
☑️ 国内初となる財投機関のデジタル債発行を想定し検証
☑️ ブロックチェーン技術を活用し資金調達手段の多様化へ

TISと岡三証券は2026年3月19日、JICAが実施する「ブロックチェーン技術を活用した資金調達に関する研究・実証実験」の研究パートナーに選定されたと発表しました。国内最大手のシステムインテグレーターであるTISと、証券ビジネスを展開する岡三証券が連携し、JICAの資金調達手段におけるブロックチェーン技術活用の有効性を検証します。財投機関におけるデジタル債発行を想定した実証実験は国内初の取り組みとなります。
民間資金を動員するサステナブルファイナンスの背景
開発途上国で2030年までのSDGsを達成するためには、年間約4兆ドルの追加投資が必要と見積もられています。一方で先進国側の財政余力が限定的であることから、民間資金の開発途上国への流入が重要視されています。JICAのような開発協力機関においても資金動員手段の多様化が課題となっており、ブロックチェーン技術を用いたデジタル債などの活用が検討されています。
今回の実証実験を通じ、投資家層の拡大やパートナーシップ強化の可能性を探る意図があります。また、JICAの資金調達だけでなく、JICA BizやJICA BLUEの応募企業などによる資金調達への応用も検討される予定です。
各社の役割とSTLINKによる投資体験の検証
プロジェクトの実施期間は2026年2月から6月までで、5月から実証実験フェーズを開始し、8月に結果を公表する方針です。実証実験では、TISが提供するプラットフォーム「STLINK」を利用してデジタル債の発行スキームを検証します。投資家の理解促進やブランドエンゲージメント向上を目的とした投資体験の設計も行います。
各社の役割は以下の通りです。
| 参画機関 | 役割・担当領域 |
|---|---|
| JICA | プロジェクトオーナー(法務・決算上の制約確認、内部報告等の検討) |
| TIS | 研究パートナー代表(投資体験コンセプト設計支援、デジタル債発行等の実証) |
| 岡三証券 | 研究パートナー構成員(法務・決算上の助言、手続きや契約の整理) |
岡三証券はサステナビリティボンドの知見を生かし、SDGs債特有の実務整理や投資家への取り組み浸透施策を検討します。本プロジェクトの結果は、新たな金融手法による資本市場の活性化やサステナブルファイナンス普及に向けた試金石となりそうです。
発表日時: 2026年3月19日
関連URL: https://www.tis.co.jp/news/2025/tis_news/20260319_1.html
関連URL: https://www.okasan.jp/news/securities/2026/260319.html
