☑️ 愛知県内の複数自治体で避難所受付のデジタル化に向けた実証実験が相次いで実施
☑️ 東郷町ではNEC通信システムらが顔認証などを活用し受付時間を最大95.7%削減
☑️ 名古屋市ではバカンがLINEなどを活用し受付時間を1人あたり約7秒に短縮

災害時の避難所運営における課題解決に向け、受付業務のデジタル化を検証する取り組みが愛知県内で相次いで公表されました。NEC通信システムや、AI技術で混雑状況を可視化するサービスを展開するバカンなどの各社が自治体と連携し、顔認証やスマートフォンアプリを活用した実証実験を実施しています。
顔認証やマイナンバーカードで受付時間を大幅短縮
愛知県東郷町では、NEC通信システム、ポケットサイン、大塚商会が協業し、避難所運営DXソリューションのシステム連携基盤を構築しました。同町で実施された避難訓練では、生体認証技術やマイナンバーカードを活用した本人確認などを導入しました。
従来の紙による受付では1人あたり60秒を要していましたが、事前のユーザー登録と二次元コードを活用した受付では2.6秒となり、受付時間の最大95.7%の短縮が確認されたとしています。顔認証受付でも10.7秒、マイナンバーカード受付で28.8秒と、いずれの手法でも大幅な時間短縮につながりました。
| 受付方法 | 1人あたりの時間 | 完了人数(10分間) |
|---|---|---|
| 紙受付 | 60秒 | 10人 |
| マイナンバーカード受付 | 28.8秒 | 21人 |
| 顔認証受付 | 10.7秒 | 31人 |
| 二次元コード受付 | 2.6秒 | 34人 |
各受付手法における所要時間の比較では、デジタル化による効率向上が明確に示されました。

WebフォームやLINEを活用し名簿を自動集計
一方、名古屋市では、バカンが同市と連携して「避難者マネジメントシステム」を用いた実証実験を実施しました。検証では、従来の紙の避難者名簿への記入と、WebフォームやLINEを用いたデジタル受付を比較しました。
紙での受付が1人あたり平均50.5秒かかっていたのに対し、Webフォームでは8.3秒、LINEでは7.1秒まで短縮されました。紙受付では事後のデータ入力作業が必要となりますが、デジタル受付ではシステムによる自動集計が可能となり、運営側の負担軽減を後押しする結果となりました。

事後アンケートでは、参加者の97%が避難所受付のデジタル化を有効だと回答しました。各社は実証実験で得られた知見をもとに、それぞれのソリューションの自治体への導入を進めています。
発表日時: 2026年3月25日
関連URL: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000019.000009187.html
関連URL: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000427.000018933.html
