☑️ Yahoo! JAPAN IDのログイン認証をパスキーへ集約しパスワード利用を段階的に廃止
☑️ 端末側の生体認証と公開鍵暗号の仕組みを組み合わせることでサーバーへの生体情報保存を回避
☑️ フィッシング詐欺のリスクを排除しつつスマートフォン等での認証による利便性向上を両立

LINEヤフーは2026年4月14日、Yahoo! JAPAN IDのログイン方法を「パスキー」に一本化する方針を発表しました。これは、増加するフィッシング詐欺への対策とユーザーの利便性向上を目的としたもので、生体認証やセキュリティキーを活用したパスワードレス環境を標準とする認証モデルへの転換です。国内最大級のID基盤を運営する同社は、より安全な認証環境の構築を加速させる考えを示しました。
生体認証とパスキー活用によるパスワードレス認証の完全一本化
LINEヤフーは、端末の生体認証などを用いる「パスキー」と既存のログインシステムを統合することで、パスワードという脆弱な認証情報を介さないアクセスモデルを確立します。パスキーはデバイス固有の鍵を使用するため、第三者への譲渡が不可能な個人の履歴管理が可能になります。この仕組みとID基盤を組み合わせることで、ユーザーの生体情報を自社サーバーへ送信・保存することなく、端末側での認証結果のみをトリガーに安全かつスムーズなログインを実現します。同社は収集したログイン状況などのデータを、不正アクセスの検知やセキュリティ強化の最適化に役立てる方針です。
パスワード廃止に向けた段階的な移行スケジュール
今回の取り組みは、2017年から進めてきたパスワードレス移行の最終段階に位置づけられています。現在、ログインユーザーの約90%がパスワードレスログインを、約60%がパスキーを設定しており、この実績を土台に一本化を進めます。移行期間中は利便性に配慮し、SMS認証やワンタイムパスワードによる補完的なログイン手段も当面維持されます。
| 時期 | 実施内容 |
|---|---|
| 2026年4月14日〜 | パスワードのみ利用のユーザーへパスキー設定などの案内を開始 |
| 2027年春頃まで | パスワードのみによるログインの終了(予定) |
| 今後 | SMS認証・ワンタイムパスワードの段階的終了とパスキーへの一本化 |
LINEヤフーは、今後のユーザーの移行状況を注視しながら、段階的な認証機能の整理を進めていくとしています。
発表日時: 2026年4月14日
関連URL: https://www.lycorp.co.jp/ja/news/release/020333/
