☑️ 特定のイベント日やセール開催日に絞り、30分単位での駅利用状況を可視化
☑️ Suicaの登録属性を活用し、来訪者の性別・年代・居住エリアを高い精度で特定
☑️ 首都圏約600駅を対象に1レポート15万円で提供。効果測定や人員配置の最適化を支援

JR東日本は2026年1月8日、Suicaの統計データを活用した定型レポート「駅カルテ」の新ラインアップとして、特定の日時や駅に特化した分析ができる「駅カルテ イベントレポート」の販売を開始しました。
これまで提供されていた「駅カルテ」は月単位の利用状況を把握するものでしたが、新サービスでは「1日単位」かつ「30分刻み」でのデータ抽出が可能になります。これにより、スポーツ大会や花火大会、商業施設のセールといった「点」のイベントが、周辺駅の流動にどのような影響を与えたかを詳細に分析できるようになります。
📊 何がわかるのか?「イベントレポート」の3つの特徴
本レポートは、改札通過時の記録とSuica登録情報を統計処理することで、以下の情報を精度高く導き出します。
- ピンポイントな時間軸: 1日単位の設定はもちろん、30分単位での流動把握が可能。
- 詳細な属性データ: 性別、年代に加え、どの駅から来たかという「来訪エリア」を特定。
- 滞在時間の可視化: 駅周辺にどの程度の時間滞在したかをグラフ化。
これにより、「イベント参加者のうち、20代女性が何%を占め、平均して何時間滞在したか」といった、従来のアンケート調査では困難だった客観的な数値が得られます。
💡 ビジネスにおける活用シーン
このデータは、単なる事後報告だけでなく、次回の戦略立案における強力な武器となります。
- イベント主催者: 正確な動員実績の把握と、次回のプロモーションターゲットの選定。
- 小売・飲食店: セール時の来客予測に基づいた、適切な人員配置と仕入れ量の最適化。
- 自治体・警察: 混雑ピーク時間の特定による、警備計画や交通規制の効率化。
✅ 活用のチェックリスト
- [ ] 大規模イベントの効果を、推計値ではなく「実数に近いデータ」で証明したい
- [ ] セール期間中の「ついで買い」客の居住地を特定し、チラシの配布エリアを見直したい
- [ ] 混雑緩和のための規制退場などのオペレーションをデータに基づいて改善したい
サービスの概要と導入コスト
対象となるのは首都圏エリアの約600駅。2017年以降の蓄積データから抽出が可能なため、過去の同時期開催イベントとの比較も容易です。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 対象駅 | 首都圏エリア 約600駅 |
| 価格 | 1レポート 15万円(税込) |
| 提供形式 | PDF等のメール送付、または専用サイトからのダウンロード |
| データ期間 | 2017年以降の指定日 |
販売は、ジェイアール東日本企画、日立製作所、サーベイリサーチセンターを通じて行われます。
プライバシー保護への対応
データの活用にあたっては、個人が識別されないよう統計処理を徹底しています。また、自身のデータを統計目的に利用されたくない利用者向けに、個別の除外申請を受け付ける「オプトアウト」の仕組みも整備されています。
単なる「駅の利用者数」の把握から、一歩踏み込んだ「人の動きの文脈」を読み解くツールへ。Suicaデータによるエリアマーケティングは、勘や経験に頼らないビジネス判断を加速させそうです。
発表日時: 2026年1月8日 14時00分
リリースのURL: https://www.jreast.co.jp/suica/corporate/suicadata/eki-karte/event-report.html
