☑️ ニッセイプラスとFinatextが生成AI活用の査定自動化に着手
☑️ AIを画像解析に限定しロジックをコード制御する実践モデルを構築
☑️ スマホ保険の引受査定から開始し段階的に完全自動化を目指す計画

ニッセイプラス少額短期保険とFinatextは2026年7月3日、生成AI活用の課題である業務のブラックボックス化を抑止しつつ、査定業務を自動化する実践モデルを構築し、システム実装に着手したと発表しました。金融機関にとって不可欠な説明責任の確保と、AIエンジンの陳腐化防止、顧客情報の機密性保持を両立しながら、査定業務の効率化を目指す取り組みです。
AIの役割限定とコードによるロジック制御
本モデルでは、生成AIの役割を画像解析に限定しています。これにより、従来の学習型AIに比べて学習コストを抑えつつ、判定結果に加えて画像から抽出した情報などの判断根拠も出力・検証できる仕組みとしています。一方、厳格な判定が求められる査定ロジック自体は、約款に基づきコーディング型システムで実装して可視化・制御することで、判定のゆらぎや不透明性を排除し、説明責任を担保します。
段階的な適用拡大と完全自動化への設計
運用面では、AIの判定結果を人が恒常的にチェックする体制を前提とせず、最終的に人の伴走なしの「完全自動化」へ到達できる設計を採用しています。まずは定型性が高く処理件数が多い「スマホ保険」の引受査定業務に先行導入し、承認者が結果を確認する運用から開始します。品質の安定を確認できた領域から順次、人による承認を伴わない自動査定へと拡大する計画です。
インフラ基盤「Inspire」との連携
技術基盤には、Finatextが提供する保険ビジネスプラットフォーム「Inspire」を活用します。同プラットフォームの疎結合設計に基づき、AI査定基盤を標準機能として拡張することで、新商品導入や商品改定時の査定ロジック追加を差分実装のみで柔軟に行える構成としています。また、AIモデルを固定しクローズな環境で運用することで、再学習による微修正を排し、顧客情報の意図しない開示を防止するとしています。
発表日時: 2026年7月3日 11時00分
関連URL: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000618.000012138.html
