☑️ KDDIの小売・物流向けロボット基盤モデル開発がGENIACに採択
☑️ 軽量AIグラスで行動データを収集しデジタルツインで拡張
☑️ ローソン店舗等で実証を進め2028年度以降の技術公開を目指す
KDDIは2026年9月9日、提案する「小売物流業等の現場業務を代替するロボット基盤モデルの研究開発」が、経済産業省および国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)が実施する国家プロジェクト「GENIAC」に採択されたと発表しました。
エゴセントリックデータとデジタルツインによる学習データ拡張
背景として、2035年には卸売・小売業で77万人、運輸・郵便業(物流)で23万人の計100万人規模の労働力不足が予測されています。本事業では、実証環境である「ローソン S KDDI高輪本社店」において、店舗スタッフが軽量なAIグラスを装着して通常業務を行うことで、視線や手の動きなどの作業者目線の行動・操作データ(エゴセントリックデータ)やロボット視点映像を収集します。収集した実世界データを教師データとし、デジタルツイン上で多様な動作パターンをシミュレーションさせることで学習データセットを自動生成・拡張します。
連携パートナーの役割と今後のロードマップ
開発にあたっては、グローバルで先行するオープンなロボット基盤モデルをベースとし、自動拡張した学習データセットを用いて学習させることで、多指ハンドの動きをしなやかに制御する小売・物流特化型の基盤モデルを開発します。
体制としては、ローソンが実証環境と店舗運営知見を提供し、ELYZAが大規模言語モデル(LLM)の開発知見を生かしたロボット基盤モデル開発技術を提供します。また、KDDI総合研究所が画像認識や状況理解の技術に基づくエゴセントリックデータ活用技術やデータ拡張技術を提供し、Genki Roboticsがヒューマノイドロボット、リアルワールドがベースモデルとなるロボット基盤モデルを提供します。KDDIは確立した技術やユースケースをもとに、2028年度以降にロボット基盤モデルを技術公開する方針です。
発表日時: 2026年9月9日
関連URL: https://newsroom.kddi.com/news/detail/kddi_nr-1155_4708.html
