☑️ 前期決算書のデータを自動抽出して会計ソフトの初期設定を完了
☑️ AIが数十枚の書類から貸借対照表を特定し開始残高へ正確に反映
☑️ 手入力の転記作業を排除して小規模法人のDX導入に関わる負担を軽減

フリーは2026年2月6日、クラウド会計ソフト「freee会計」において、AIが前期決算書を読み取り初期設定を自動化する新機能「AI決算書スキャン」の提供を開始したと発表しました。利用開始時に前期末までの決算書を撮影またはアップロードすることで、開始残高の設定を自動で行う仕組みです。同社によると、クラウド会計ソフトとしてAIを用いた初期設定機能の導入は国内で初めてとなります。
これまで新たに会計ソフトを導入する際は、前期決算書をもとに開始残高を手入力で設定する必要がありました。特に小規模法人では、会計ソフトから出力したインポート用データを持たず、紙やPDFの決算書しか手元にないケースが半数を超えています。これらを手作業で転記する手間や入力ミスが、クラウド会計への移行を妨げる要因の一つとなっていました。
新機能では、数十ページに及ぶPDF形式の申告書をアップロードした場合でも、AIが貸借対照表のページを自動で判定してデータを抽出します。紙の決算書についても、スマートフォンのカメラで撮影して取り込むことが可能です。これにより、従来は時間を要していた初期設定の効率化が図れるとfreeeは説明しています。
導入支援を行う専門家からは、初期設定の工程が簡略化されることで、運用のコンサルティングや支援をより早期に開始できるとの評価が出ています。スマートフォンの撮影画像にも対応しているため、顧客側での作業ハードルが下がり、会計事務所との連携スピードが向上する効果も分かっています。
この取り組みは、バックオフィス業務における人手不足とDX需要の拡大を背景としたものです。初期設定の自動化により、これまでデジタル化が遅れていた小規模法人のクラウド移行が加速する可能性があります。今後は、仕訳だけでなく導入工程全体の自動化精度が、SaaS選定における重要な比較要素となりそうです。
発表日時: 2026年2月6日
関連URL: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000002003.000006428.html
