☑️ 全取引へのEMV 3-Dセキュア導入でチャージバック発生を99.99%以上削減
☑️ 生成AIによるVOC分析を導入し店舗改善までのリードタイムを半分以下に短縮
☑️ 顧客満足度の高い店舗を称える「グッドCS賞」を新設し市場全体の品質向上を狙う

auコマース&ライフは2026年3月16日、運営する総合ショッピングサイト「au PAY マーケット」における2025年下半期の「安全・安心への取り組みレポート」を公開しました。国内最大級のECインフラを提供する同モールでは、AIを活用した不正検知システムと店舗連携の強化により、利用環境の信頼性向上を図っています。
3-Dセキュアによる不正決済の徹底排除
セキュリティ対策の核となるのが、2022年10月から開始したクレジットカード決済における本人認証サービス「EMV 3-Dセキュア」の全取引適用です。すべての取引を審査対象とした結果、2025年下半期における不正決済に伴うチャージバック発生率は99.99%以上の削減を達成しました。
この体制は、AIによる24時間自動検知と専門チームによる365日体制の目視審査を組み合わせた高度な監視によって支えられています。不審な注文を即座に特定し、出店店舗と迅速に情報を共有することで、店舗運営の安全性確保を強力に後押しする仕組みを構築しました。
生成AI活用による店舗運営の品質改善
2025年下半期からは、顧客の声(VOC)やレビューの分析に生成AIを導入しています。店舗運営に改善が必要な予兆を早期に把握することが可能となり、店舗への指導から改善完了までのリードタイムを従来の2分の1以下に短縮しました。
迅速なアプローチが功を奏し、モール側に寄せられる店舗関連の問い合わせ件数は21%減少したと説明しています。また、ブランド模倣品の自動検知AIの精度向上や、不正レビューの取り締まり強化も継続的に実施しており、快適な購買環境の整備が進んでいます。
優良店舗の可視化と市場の信頼性向上
同モールは、悪質店舗の排除だけでなく、模範となる店舗を称える取り組みにも注力しています。2026年3月に開催された「BEST SHOP AWARD 2025」では、サービス品質の向上に努めた店舗を評価する「グッドCS賞」を新設しました。
今後はサイト内のコンテンツを通じて「グッドCS店舗」を広く紹介する仕組みを構築する方針です。店舗と連携したマーケットプレイスの健全化が、プラットフォーム全体の競争力を左右する重要な要素となっています。
セキュリティ強化と利便性の両立が今後の焦点
EC市場における不正利用の手口が巧妙化するなか、au PAY マーケットが示した「全取引への3-Dセキュア適用」と「AIによる監視」の併用は、業界内でも強固な水準にあります。特にチャージバック発生率の大幅な抑制は、出店店舗にとってのリスク低減に直結しており、モールとしての信頼性を裏付ける客観的な指標といえます。
一方で、セキュリティの強化は決済フローの複雑化を招き、購入体験の妨げになる懸念も拭えません。今後は、生成AIによる分析の高度化をさらに進め、いかにして安全性の確保と離脱率の低いスムーズな購買体験を両立させるかが、持続的な成長に向けた焦点となりそうです。
発表日時: 2026年3月16日
関連URL: https://wowma.jp/user_guide/safe-support/safety-report
