☑️ ネットスターズとVoxAI JapanがAIと事前決済を統合した外国人患者対応システムを共同開発
☑️ 24時間多言語対応のAIエージェントとクレジットカードの事前与信機能を組み合わせる
☑️ 医療機関の業務負担を軽減し社会課題化する外国人患者の医療費未収金を防ぐ
ネットスターズとAI音声・対話技術を手掛けるVoxAI Japan(Daisybell Japanへ社名変更予定)は、国際メディカル・コーディネート事業者協会(JIMCA)の協力のもと、外国人患者対応を受付から会計まで一気通貫で支援する統合型システムの共同開発に着手したと発表しました。自律型AIエージェントによる多言語受付対応と、診療前に医療費の与信を確保する事前決済機能を組み合わせた仕組みです。医療インバウンド患者や日本滞在中に突発的に受診する外国人患者の来院前対応から精算までを一つのシステムでカバーします。
13億円に上る未収金と管理の厳格化
訪日外国人や医療ツーリズムの増加に伴い、医療機関における外国人患者の受入体制整備が課題となっています。厚生労働省の令和6年度調査によれば、回答した病院における外国人患者の未収金総額は約13億円に上りました。訪日外国人の入院では1件あたりの平均額が300万円を超えるなど、経営への影響が確認されています。
行政側も未収金管理の厳格化を求めています。2026年4月からは、厚生労働省の「未払情報報告システム」の報告基準が従来の「20万円以上」から「1万円以上」に引き下げられます。従来は渡航受診支援企業に依存していた外国人患者対応について、医療機関が主体的に対応できる体制の構築が急務とされています。
AI受付と事前与信で未収金リスクを抑制
開発中のシステムは、医療機関の受付から会計業務をデジタル化し、現場負担の軽減と未収金対策を同時に進めるための機能を備えています。
一次対応は、特定の業務目標を自律的に達成するAIエージェントが電話やWebを通じて行います。日本語、英語、中国語、韓国語などの主要言語に24時間365日対応し、ヒアリング内容は即座に日本語で要約され管理画面に共有されます。
また、宿泊施設などで利用されるオーソリ(与信枠の確保)の仕組みを医療機関向けに導入します。診療前に概算相当額をクレジットカードで仮押さえすることで、帰国後の督促が困難な訪日外国人による未収金発生リスクを事前に抑えます。診療終了後に確定金額で売上処理を行い、仮押さえ額との差額が生じた場合は自動的に与信が解放される仕組みです。
本システムは、国立大学病院および民間総合病院にて2026年5月以降の実証導入が予定されています。
発表日時: 2026年4月1日
関連URL: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000172.000019526.html
