☑️ 物理カードを本人確認に利用
☑️ 銀行アプリ内でカードをタップ
☑️ FidelityのFIDSECUREで提供
Visaは2026年5月11日、Keyno、Fidelity Bank (Bahamas) Limitedと連携し、発行銀行向けに「Tap to Confirm」と「Tap to Activate」を導入しました。Visaによると、発行銀行向けとして初の導入で、カード会員は銀行アプリ内でVisaカードをモバイル端末にタップし、本人確認や新規カードの有効化を行います。
OTPやコールセンター確認をカードタップに置き換え
Tap to Confirmは、高額送金や口座変更などの操作時に、カード会員が自分のVisaカードを保有していることを確認する機能です。発行銀行のバンキングアプリ上で、カード会員がVisaカードを自身のモバイル端末にタップして本人確認を行います。
Tap to Activateは、新しいVisaカードを有効化する機能です。カード会員は、発行銀行のアプリ内でカードをスマートフォンにタップして有効化できます。資料では、サポート窓口への電話やアクティベーションコード入力を不要にするものと説明されています。
EMVチップとChip Authenticateを利用
今回の機能は、VisaカードのEMVチップを本人確認要素として使う点が特徴です。Visaは、EMV暗号技術と同社の「Chip Authenticate」サービスを利用し、タップごとにカードデータを認証すると説明しています。
仕組みとしては、VisaのTransaction Exchange(VTEX)APIを通じて、VisaNet上でカードデータ認証を行います。VisaNetについて、資料では年間1,500億件超の取引を処理するネットワークとされています。
FidelityのFIDSECUREアプリで提供
初期導入はFidelity Bank (Bahamas) Limitedで開始済みです。今回のパイロットでは、Keynoの技術とVisaのTap to Confirm認証基盤を使い、Fidelityの「FIDSECURE」モバイルアプリ内で機能を提供します。
Visaは、Fidelityでのパイロットを踏まえ、Tap to Confirmをセキュリティと認証のソリューションとして位置づけ、2026年を通じた拡大を計画しています。Keynoは、銀行、信用組合、フィンテック向けに、Dynamic CVV2、Digital Card Display with Full PAN、3DS Biometric Authentication、Click-to-Pay Issuer Enablement、Tap-to-Xサービスを提供しています。
利用者と発行銀行の確認手段が変わる
利用者にとっては、SMSなどのワンタイムパスコード、コールセンター確認、アクティベーションコード入力ではなく、手元の物理カードをアプリ内でタップする確認手段が加わる形です。発行銀行にとっては、カード会員がカードを保有していることを、アプリとカードタップを組み合わせて確認する運用になります。現時点の提供範囲はFidelityのFIDSECUREアプリでの初期導入であり、他行や他地域での具体的な提供時期は資料内では示されていません。
発表日時: 2026年5月11日
関連URL: https://www.businesswire.com/news/home/20260511068610/en/Your-Card-Your-Security.-Tap-A-Safer-Way-to-Verify-Identity-Visa-Keyno-and-Fidelity-Bank-Bahamas-Lead-the-Transformation
