☑️ 多賀城市の高齢者向けバス無料化「のるもんパス」にデジタル乗車証を導入しスマホ申請に対応
☑️ マイナンバーカード連携の県公式アプリ「ポケットサイン」を基盤としカード発行手数料も無料化
☑️ 自治体側は利用実績の自動集計や窓口事務の軽減を実現し公共交通施策のデジタル運用を加速

多賀城市は、2026年4月1日から開始した新たな公共交通施策「のるもんパス」に対応し、高齢者向けデジタル乗車証の提供を開始しました。これは、みやぎ県民公式アプリ「ポケットサイン」内のミニアプリとして開発されたものです。従来の物理的な乗車証に加え、スマートフォンでの申請・利用という選択肢を提示することで、高齢者の外出機会創出と行政事務の効率化を両立する狙いがあります。
従来の物理パスポートによる運用に対し、デジタルタイプでは利用者が市役所窓口へ足を運ぶことなく、スマートフォン上で申請から発行まで即時に完結できる点が主な差分です。
「のるもんパス」のデジタル利用と申請フロー
デジタル乗車証の対象は、多賀城市内に居住する65歳以上の市民および障害者です。利用者は、事前にマイナンバーカードを用いて県公式アプリ「ポケットサイン」に登録した上で、アプリ内のミニアプリから乗車証の登録を行います。初回登録時にはスマートフォンとマイナンバーカードの暗証番号が必要です。
実際の利用時は、降車時にスマートフォンに表示された「のるもんパス」の二次元バーコードをバス内の専用端末に読み取らせることで、運賃無料の対象として処理されます。障害者の市民については、移動支援のため同乗する介護者1人も対象に含まれます。

運用効率化と利用者負担の軽減
従来のカードタイプは市役所窓口での申請が必要で、500円の実費相当額の負担がありましたが、デジタルタイプであればこの費用負担なく利用できます。利用者は半年に1回、アプリ上で更新手続きを行う運用となります。
自治体および運行事業者側にとっても、デジタル導入による業務負担の軽減が図られています。バス乗務員は運行開始時に路線を選択するだけで、走行中の操作は不要です。従来の物理パスポートでは利用者数を手作業で集計していましたが、デジタルパスの導入により、システム上で利用者数や利用状況をリアルタイムに把握できるようになり、集計業務の効率化につながるとしています。
自治体共通基盤としてのミニアプリ活用モデル
今回の取り組みは、宮城県が推進する県公式アプリを共通基盤として活用し、各市町村が独自の施策をミニアプリ形式で展開する活用モデルとしての位置づけです。多賀城市は、自社で個別の専用アプリを立ち上げることなく、本人確認を伴う住民施策をデジタルで提供しています。
このモデルは公共交通に限らず、福祉施策、住民向け優待、各種利用証のデジタル化など、本人確認や対象者確認を伴う他の行政サービスへの応用も可能とみられます。既存のアプリ基盤の上で施策を展開することで、住民の利用導線を大きく変えずにデジタル化を進められる点が特徴です。同社は、今後も自治体の窓口業務の負担軽減や、持続可能な交通体系の構築を支援していくとしています。
発表日時: 2026年5月22日
関連URL: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000091.000110743.html
