☑️ 楽天証券が行動ファイナンス研究レポート2026年版を公表
☑️ 金融知識や合理的判断力が高いほど投資握力が強まる傾向が判明
☑️ 衝動的な人は損失20万円を境に運用を継続できなくなる割合が増加

楽天証券は2026年7月14日、顧客26,534件を対象にインターネットで実施したアンケート調査に基づき、個人の心理的特性や金融リテラシーと投資行動の関連を分析した「行動ファイナンス研究レポート2026年版」を公表しました。今回の調査は広島大学大学院の角谷快彦教授の協力を得て、短期的な相場変動に惑わされず運用を継続できる能力を「投資握力」と定義し、その要因を分析しています。
金融知識の高さと投資握力の相関
調査では、100万円分の投資信託を保有していると仮定し、どれくらいの損失額までなら保有を継続できるかを測定しました。その結果、金融に関する基礎知識の全問正解者は、36.8%が「40万円以上の損失でも保有を継続する」と回答しました。これに対し全問正解ではない層では、「10万円の損失」で売却を検討する人が31.1%と最も多くなり、金融知識の不足がわずかな損失での売却につながる傾向が確認されました。

長期的視点や合理的判断の影響
金融知識だけでなく、意思決定において長期的な視点を持つ人(金融態度スコアが高い人)や、合理的な判断ができる人(金融行動スコアが高い人)も、投資握力が高い傾向にあります。具体的に「40万円以上の損失でも保有を継続する」と回答した割合は、合理的な判断ができる人で34.3%、できない人で26.0%となり、8.3ポイントの差が生じました。
衝動性が運用継続に与える影響
将来を合理的に考えられても直近の出来事に反応しやすい「衝動性」がある人は、投資握力が低くなる傾向が見られました。損失が10万円程度までは衝動性の有無で大きな差はありませんが、20万円の損失を境に耐えられなくなる人が増え始め、「20万円から30万円の損失」の合計で衝動性のある人がない人を3.1ポイント上回りました。同社は、新NISA制度の普及により資産づくりが定着する中、長期投資における投資握力の重要性を啓発していくとしています。
発表日時: 2026年7月14日 16時01分
関連URL: https://www.rakuten-sec.co.jp/web/company/newsrelease/pdf/press20260714.pdf
