☑️ Mastercardが仮想カード番号プラットフォームの機能を拡張
☑️ カード作成時の制限設定や清算段階での不正取引ブロックに対応
☑️ Citiが新機能を導入しており2026年後半に世界展開する予定
Mastercardは、仮想カード番号プラットフォーム「Mastercard In Control」において、セキュリティと管理機能を強化する一連の新機能を発表しました。リリースでは、企業や金融機関が仮想カードプログラムをより高いセキュリティと可視性、拡張性を持って管理できるよう支援することが目的とされています。
作成時から清算時までのライフサイクル制御
今回の拡張では、取引のすべての段階でセキュリティを強化する2つのソリューションが導入・強化されました。新機能の「Issuer Enforced Controls」は、仮想カード番号の作成時にイシュアが支出制限、取引上限、有効期間などの基準を設定できる仕組みです。これにより、作成時からコンプライアンス管理を徹底し、不正リスクを低減します。
また、前年に導入された「Clearing Controls」の機能も拡張されました。これにより、管理の検証を承認段階から清算(クリアリング)段階にまで広げ、企業やプラットフォームが無効な取引をブロックしたり、正確な支払いタイミングを管理したりできるようになります。米金融大手のCitiはすでに両機能を導入しており、2026年後半に世界で初めてこれらの機能をグローバル展開するイシュアとなる予定です。
単一APIの拡張と組み込み決済の拡大
システム統合を簡素化する単一API「Commercial Connect API」も強化されました。プラスチックカード(リアルカード)のレベルで複数の制御セットを適用できるようになり、機密性の高い資格情報を扱うことなく、関連するすべての仮想カードに制御を強制できます。さらに、仮想カードの作成と支払い開始を1つのステップで実行可能にしました。
また、組み込み型仮想カードプログラムのパートナーシップも拡大しています。SAPが同プログラムを通じた連携を有効化したほか、UAEではHSBCと共同でデジタルウォレットで利用できるモバイル仮想カードソリューションをローンチしています。そのほか、Juniper TravelやHBX Group、TravelSoftなどの旅行決済分野でも仮想カードの導入が進んでいます。
発表日時: 2026年7月23日
関連URL: https://www.mastercard.com/us/en/news-and-trends/press/2026/july/Mastercard-expands-virtual-card-platform.html
