☑️ 三菱UFJ銀行がLayerXのAI基盤で提案書を自動作成
☑️ 行内外データを自律解析し資料作成時間を最大9割削減
☑️ 独自フォーマット準拠のPowerPoint出力を実現

LayerXは、AIプラットフォーム「Ai Workforce」を通じて、三菱UFJ銀行にAIエージェント用データ基盤と提案書自動生成機能の提供を開始したと発表しました。これまで実施してきた提案資料の検索から、行内外のデータを組み合わせた解析・資料生成へと活用範囲を拡大。同行全体で年間約20万時間の創出を目指す方針です。
提案資料作成時間を最大9割削減
三菱UFJ銀行は2024年10月からAi Workforceを導入し、法人営業担当者ら約500名で過去の提案資料を検索するナレッジ共有を実施してきました。機密情報の自動マスキングやタグ付けにより、厳格な管理と利活用を両立。現在は利用規模を2500名まで拡大しており、今回の新機能導入により提案資料の作成時間を最大9割削減できるとしています。
銀行独自のフォーマットへ完全準拠
導入されたAIエージェントは、利用者の依頼に応じてエージェントデータ基盤から最新の取引実績や外部データベースの情報を自律的に取得します。参照先を特定のデータソースに限定することで、事実に基づかない回答を生成するハルシネーションを抑制。取得データは対話形式で修正できるほか、CSV形式での書き出しにも対応しました。
生成されるPowerPoint資料は、三菱UFJ銀行独自のカラーコードやスライドマスタ、グラフ描画ルールに完全に準拠します。出力されるグラフは画像ではなく、PowerPoint上のネイティブオブジェクトとして生成されるため、行員による微調整が可能です。
メガバンクのビッグデータ基盤と連携
金融機関に求められる高いセキュリティ基準を満たしつつ、同行のビッグデータ基盤とAi Workforceを接続しました。機密性の高いデータベースとの連携を強固なガバナンス下で実現したことで、AIによる解析速度の向上を狙います。今後は財務分析の自動化や契約書のリスク審査支援など、銀行業務のあらゆるプロセスへ適用範囲を広げる方針です。
金融実務へのAI実装とガバナンスの両立
金融機関におけるAI活用は、従来のナレッジ検索から資料作成の自動化という実務フェーズへ移行しました。メガバンクが保有する膨大なデータと外部情報をセキュアに統合する基盤構築は、業界全体のデジタル変革を後押しする事例です。行内独自の書式やルールに即したアウトプットの精度が、現場への浸透を左右することになりそうです。
発表日時: 2026年2月19日
関連URL: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000588.000036528.html
