☑️ TISIと米FireblocksがSIerとして国内初のリセラー契約を締結
☑️ 国内金融機関向けに製品販売から導入支援、保守サポートまで一貫提供
☑️ 2028年度までに国内金融機関10行への導入を目指す方針

TISIとFireblocks Pte.は2026年7月31日、SIerとして国内初となるリセラー契約を締結したと発表しました。これにより両社は、国内の金融機関向けにデジタルアセット向けウォレット基盤であるFireblocks製品の販売、導入支援、および保守サポートを一貫して提供し、オンチェーン金融に必要なウォレット基盤の整備を支援します。
契約締結の背景と海外契約の課題解消
近年、金融機関を中心にステーブルコインやトークン化預金への取り組みが急速に展開されています。一方で、これらのサービスを支えるウォレットには金融機関が求める監査や内部管理の水準を満たす高度な管理が必要となり、導入のハードルとなっていました。また、海外企業との直接契約においては、契約手続きや信用調査、サポート体制の違いといった課題が生じやすい状況がありました。今回のリセラー契約により、日本の商慣習に即した契約・導入プロセスが可能となり、海外企業との直接契約に伴うリスクや手続きの負担が軽減されるとしています。
提供する基盤の技術と高セキュリティ運用
提供されるFireblocksのウォレット基盤は、マルチパーティ計算(MPC)技術により1つの秘密鍵を複数の当事者で分割して管理する暗号技術を採用しています。秘密鍵を復元することなく署名を行えるため、単一障害点を排除し、資産の不正アクセスや紛失リスクを軽減します。TISIが持つ金融業界での経験や業界知見を組み合わせることで、国内の法規制や運用要件に適合した導入を実現し、金融機関が監査・内部管理上で求められる要件に対応する基盤を提供するとしています。
今後の展開と導入目標
両社は2028年度までに国内金融機関10行への導入を目指します。金融機関への展開を進めるとともに、今後は一般事業会社におけるオンチェーン金融活への対応も進めていく予定です。TISIはステーブルコインやセキュリティトークンの発行・管理を支援する自社の「マルチトークンプラットフォーム」にもFireblocksを採用しており、日本市場におけるデジタルアセット運用基盤の提供体制を強化するとしています。
発表日時: 2026年7月31日
関連URL: https://www.tisi.jp/news/2026/tisi_news/20260731_1.html
