☑️ Visaが欧州でAIエージェントによる加盟店決済をライブ環境で開始
☑️ Visa Payment Passkeysで認証し、約30の銀行が取引を実行
☑️ Trusted Agent Protocolで加盟店がAIエージェントを識別可能に
Visaは2026年7月2日(現地時間)、フランス・パリで開催中の「Visa Payments Forum(VPF)」において、欧州全域でAIエージェントが実店舗や加盟店サイトで直接決済を行う取引を開始したと発表しました。これまで検証環境にとどまっていたAIエージェントによる購入処理が、ライブ環境においてカードホルダーの指示に基づき、独立した加盟店で実行可能となりました。
AIエージェント決済を支える認証と信頼基盤
今回の取引は「Visa Intelligent Commerce」を通じて実現されており、AIエージェントは消費者が設定したパラメータ内で商品選定や購入操作を行います。各取引は、欧州の強力な顧客認証(SCA)要件に準拠する形で、Visa Payment Passkeysを用いて検証されます。これにより、イシュアや加盟店は取引の承認主体を明確に特定できるため、不正なトラフィックと正当なAIによる操作を区別し、安全な決済処理を可能にしています。
加盟店側の認識と参加状況
加盟店がAIエージェントを安全に識別し、サイトへのアクセス権限を制御する仕組みとして「Trusted Agent Protocol(TAP)」および「Agent Directory」を提供します。これらの機能は既存の加盟店サイトのインフラに統合可能であり、CloudflareやAkamaiが実装を支援しています。現在、lastminute.com、Frasers、Cleverbridge、BrickDepotなどの加盟店が参加しています。
参加イシュアと今後の展開
Abanca、Alpha Bank、Barclays、BBVA、CaixaBank、Ceska Sporitelna、comdirect、Commerzbank、Cornèrcard、Bank of Cyprus、Deutsche Kreditbank、HSBC UK、ING、Klarna、Lloyds Banking Group、mBank、Nationwide Building Society、NatWest、Nexi Group、Nordea Bank、OP Cooperative、Piraeus Bank、PKO Bank Polski、Revolut、S-Payment、Swisscard、Tatra banka、Banca Transilvania、Vanquis Bank、Visecaの30以上のイシュアが、AIエージェントによる取引の実装を完了しています。Visaは今後、本モデルを商業やB2B決済分野へも拡張し、エージェントによる取引の効率化を目指す方針です。
発表日時: 2026年7月2日
関連URL: https://www.visa.co.uk/about-visa/newsroom/press-releases.3457328.html
