☑️ TISIなど提案のセンサデータストアシステム国際規格がIECで承認
☑️ 経済産業省の公募事業を契機とした標準化原案策定や検証実証の実施
☑️ 2027年度の国際標準規格発行に向けた規格文書の完成度向上と審議

TISI、広島市立大学、ミルウス、セキュアIoTプラットフォーム協議会の4者は2026年8月5日、「セキュアなセンサデータストアシステム」に関する国際標準規格の提案が、2026年5月に国際電気標準会議(IEC)において承認され、国際標準規格の発行に向けた審議が開始されたと発表しました。経済産業省の公募事業への採択を契機に4者が進めてきた取り組みです。
国際標準化の背景とこれまでの活動
医療・ヘルスケア分野などのIoT進展に伴いデータの価値が高まる一方、パーソナルデータ授受時の本人同意取得の負荷や、集中管理による情報漏えい対策コストの過大化、事業者間での円滑なデータ授受の停滞といった課題がありました。4者はこれらの課題解決に向け、個人情報保護の法規準拠とデータ流通の透明性確保を両立する技術仕様の標準化原案1件を作成しました。原案では、セキュアにセンサデータを蓄積・管理する仕組みや、制御つきIoTデータコンテナ(IEC63430)の定義、本人同意プロセスなどが定義されています。さらに、技術的裏付けとなるリファレンスシステムの開発と検証実証、認証ガイドラインの検討も行ってきました。
システムの特長と今後の展望
同システムは、ウェアラブル・デバイスなどで取得したセンサデータをセキュアに保存・管理する仕組みです。審議中の規格を利用してサービス事業者がデータを分散管理することで、独自のクラウドやサーバーにデータを集約するシステムと比較して、セキュリティリスクや関連コストの抑制が可能になるとしています。
今後は、2027年度の国際標準規格発行を目指して、規格文書の完成度を上げる作業と審議を行います。また、センシングIoTデータコンソーシアムなどの関係団体と協力し、2025年に発行された「センサ信号のコンテナフォーマット(IEC63430)」と併せて多様な用途への普及・啓発活動を推進する予定です。
発表日時: 2026年8月5日
関連URL: https://www.tisi.jp/news/2026/tisi_news/20260805_1.html
