Binance、出金サービスを11月1日から段階的に再開、流出資産の補填は約95%に到達

☑️ Binanceが11月1日、暗号資産の出金を段階的に再開
☑️ 流出資産への補填は約95%に到達、主要10銘柄は全額裏付け
☑️ 残る約5%は流動性の低い銘柄で、市場と相対取引で買い付け継続

Binanceは11月1日、セキュリティ事案を受けて停止していた暗号資産の出金サービスについて、第1段階の再開を同日6時から9時(UTC、日本時間15時から18時)に実施すると発表しました。入金サービスは事案の影響を受けておらず、継続しているとしています。

第1段階で出金を再開するのは、ビットコインやイーサリアムなど15のネットワークで、対象となる銘柄はネットワークごとに定められています。過去1週間の利用者需要に基づいて優先順位を付け、安定性とセキュリティの確認を終えたものから順次再開するとしています。対象のネットワークと銘柄は今後追加する予定で、再開当初はアクセス集中による処理の遅れが生じる場合があるとしています。

流出した資産の補填は進んでいます。Binanceはこれまでに、流出による損失を賄うため63億4,000万ドル超の自社資金を確保したとしています。10月31日の発表では、影響額に対する補填の割合は約80%から約90%に上がり、ビットコインやイーサリアム、USDTなど主要10銘柄は全額の裏付けが完了したとしました。11月1日の発表では補填は約95%に達し、残る約5%は主要10銘柄以外の流動性が低い銘柄で、市場と相対取引(OTC)を通じた買い付けを続けているとしています。

補填には、利用者保護のための緊急基金「SAFU」の一部取り崩しと、先物取引の保険基金の一部が使われています。Binanceは、流出資金の財務的な影響は同社が負い、利用者に転嫁しないとしています。SAFUについては、残高を約10億ドルまで戻す方針を示しています。

透明性の取り組みとして、10月31日0時(UTC)時点の準備金証明(Proof of Reserves)のスナップショットを公開しました。完全なゼロ知識証明の生成には40〜50時間程度を要し、11月3日(UTC)までに完了する見込みで、主要10銘柄の保有者は、自身の資産が少なくとも1対1で裏付けられていることを確認できるとしています。

出金は、事案の影響を抑え、セキュリティ確認を終えるまでの予防的な措置として停止されていました。停止期間中は、影響を受けたサービスのセキュリティレビューの強化や出金基盤の確認、捜査機関や業界パートナーと連携した流出資金の追跡・回復、残存リスクの監視を進めたとしています。調査の完了後には、事案の詳細を記した事後報告書を公表する予定です。

発表日時: 2026年11月1日
関連URL: https://www.binance.com/en/support/announcement/detail/73911fb819b240f88b88256bdd318eda

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