☑️ 証券会社のNISA口座数が2030万件に到達、累計買付額は53.5兆円へ
☑️ 利用者の約4割が年収300万円未満、預金からの資金流入が鮮明
☑️ 成長投資枠では国内株式が約半数、つみたて枠は全世界株が人気
日本証券業協会は18日、NISA(少額投資非課税制度)の口座開設・利用状況(2025年12月末時点速報値)および利用動向に関する調査結果を発表しました。証券会社におけるNISA総口座数は約2,030万口座となり、旧制度終了時の2023年末と比較して約602万口座増加しました。

口座数2000万突破、買付額は累計53兆円超へ
発表によると、2025年12月末時点のNISA総口座数は2,030万口座でした。2024年から開始された新制度の普及に伴い、2023年末の1,428万口座から約1.4倍に拡大しました。
NISA口座での累計買付額は約53.5兆円に達しています。2025年1月から12月の年間買付額を見ると、成長投資枠で約10.5兆円、つみたて投資枠で約4.8兆円の新規買付が行われました。

利用者の4割が年収300万円未満
同協会が2025年に新NISAで金融商品を購入した7,926人を対象に行った調査では、利用者の属性として「年収300万円未満」が39.3%と最も高い割合を占めました。「300万〜500万円未満」の26.5%と合わせると、年収500万円未満の層が全体の65.9%に達しています。利用者の平均年収は467.7万円でした。
購入資金の出処(複数回答)については、「預金」が45.9%で最多となり、「給与所得」が44.2%で続きました。「旧NISAや課税口座の保有銘柄の売却資金」は1割程度にとどまっており、既存資産の取り崩しよりも、預貯金や給与からの新規資金が市場に流入している傾向が見られます。

成長枠は国内株、つみたて枠は全世界株が選好
投資枠別の購入商品を見ると、つみたて投資枠では「全世界株式(日本を含む)のインデックス投信」が34.2%で最も多く選ばれました。一方、成長投資枠では「日本国内株式」が48.2%を占め、つみたて枠と成長枠で投資対象の使い分けが進んでいる実態が分かります。

2025年末時点の損益状況については、つみたて投資枠利用者の64.9%、成長投資枠利用者の61.7%が「含み益がプラス」と回答しました。含み損となっている利用者は、つみたて枠で1.6%、成長枠で4.0%にとどまっています。
また、新NISAの利用を後押しした経済動向としては、「日経平均株価の上昇基調」を挙げた人が26.3%と最も多く、次いで「物価上昇(インフレ)」が24.6%でした。
発表日時: 2026年2月18日
関連URL: https://www.jsda.or.jp/shiryoshitsu/toukei/nisajoukyou.html
関連URL: https://www.jsda.or.jp/shiryoshitsu/toukei/shin-nisa-chousa/index.html
