☑️ 総決済額は前年比34%増の1.9兆ドルで世界のGDPの1.6%に相当
☑️ 評価額1,590億ドルで現・元従業員を対象とした株式公開買付けを実施
☑️ 決済以外の財務自動化製品の年間経常収益が10億ドルに達する方針

Stripeは2026年2月25日、2025年度の年次報告書を公開しました。Stripeを利用した事業の総決済額は、前年比34%増の1.9兆ドル(約300兆円)に達し、世界のGDPの約1.6%に相当する規模となっています。また、現・元従業員への流動性提供を目的として、1,590億ドル(約25兆円)の評価額による株式公開買付けの実施についても、Thrive CapitalやCoatue、アンドリーセン・ホロウィッツなどの投資家と合意したことを明らかにしました。
決済事業以外の成長も加速しており、Stripe BillingやTaxなどを含む収益・財務自動化(RFA)製品スイートの年間経常収益は、年内に10億ドル(約1,500億円)に達する見通しです。同社のサービスはダウ平均株価構成銘柄の90%、ナスダック100指数の80%の企業に導入されています。共同創業者のパトリック・コリソン氏とジョン・コリソン氏は、利用企業数が500万社を超え、高い収益性を維持していると説明しています。
AI経済圏へのインフラ展開
新たな注力分野として、AIエージェントが自律的に商取引を行う「エージェンティック コマース」の基盤整備を進めています。OpenAIと共同でオープンスタンダードな技術プロトコル「Agentic Commerce Protocol (ACP)」を開発したほか、複数のAIインターフェースを通じた販売を可能にするツール群の提供を開始しました。ChatGPT内での購入体験の実現に向けたOpenAIとの提携や、MicrosoftのCopilotへの機能導入にも取り組む方針です。
ステーブルコインによる決済額は約4,000億ドル(約60兆円)へと倍増しており、そのうち約60%がBtoB決済によるものと推定されています。Stripeは買収したステーブルコインプラットフォームのBridgeの成長に加え、決済特化型ブロックチェーン「Tempo」を公開するなど、暗号資産領域のインフラ強化を継続しています。また、2025年に新規参入した企業の成長速度は前年比で約50%向上しており、創業3カ月以内に年間経常収益1,000万ドルに到達する企業が倍増しているとしています。
今回の年次報告書は、インターネット経済の拡大に伴い、Stripeが決済インフラからAIやステーブルコインを含む広範な金融OSへと役割を広げている実態を裏付けています。
発表日時: 2026年2月25日
関連URL: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000111.000077879.html
