☑️ 事前登録によりカメラに顔を向けるだけで本人確認とクレカ決済が同時に完了
☑️ 豊富温泉ふれあいセンターで券売機や現金管理、回数券発行などの業務を削減
☑️ 自治体運営の温泉施設における顔認証とカード決済の連動導入は全国初の事例
十勝情報システムは2026年5月17日、住民向けDXプラットフォーム「みんなのやくば」の顔認証決済機能「顔ペイ」を、北海道豊富町が運営する「豊富温泉ふれあいセンター」に導入します。利用者は事前に顔情報とクレジットカード情報を登録することで、施設入口のカメラに顔を向けるだけで、本人確認から決済までを一括して完了できるようになります。
従来の施設利用では、券売機でのチケット購入や窓口での現金支払いが必須でした。今回の導入により、利用者は財布やスマートフォンを取り出すことなく入館できる仕組みへと変わります。自治体が運営する温泉施設において、顔認証とクレジットカード決済を連動させた本格導入は、全国で初めての事例となります。
顔認証による受付・決済の自動化と職員の業務負荷軽減
「顔ペイ」の導入により、施設側では受付業務の設計が大きく変更されます。これまでは職員が券売機の運用や釣り銭の準備、日次の現金集計、チケットの確認作業に時間を割いていましたが、これらの付随業務が不要となります。
システム側で利用料金を制御するため、従来の紙による回数券やポイントカード、割引制度の適用も自動化されます。町側は、混雑時の入館スムーズ化や、発行・管理コストの削減を見込んでいます。また、施設利用データがシステム上で一元管理されるため、これまでの紙や券売機に基づく分散した管理体制からの脱却を図ります。
「みんなのやくば」の提供範囲と費用構成
今回の基盤となる「みんなのやくば」は、自治体の現場業務に特化したプラットフォームとして展開されています。顔認証決済のほか、オンライン申請、施設予約、デマンド交通管理などの機能をワンプラットフォームで提供する構成です。
導入費用は月額25,000円からとされており、機能や設備、人口規模に応じて変動する設計です。Webアプリとして提供されるため、既存の自治体LINE公式アカウントにリンクを設置する形での連携も可能です。十勝情報システムは、温泉施設以外にもスポーツ施設や図書館など、幅広い公共施設への展開を進めるとしています。
顔認証決済の導入に伴う実務上の変化
本件の導入により、利用者と施設運営者の実務は以下のように整理されます。
利用者にとっては、初回のみWeb上での事前登録が必要ですが、以降は「手ぶら」での入館が成立するかを確認する段階にあります。特に長期滞在の湯治客にとっては、毎回の支払い手続きを省略できる点が実務上の差分です。
施設運営者にとっては、現金管理という物理的な業務をシステムへ置き換えることで、人手不足への対応と日締め作業の正確性を確保する狙いがあります。導入時には、既存の割引制度や回数券の運用ルールを、どの程度システム上の料金制御に統合できるかが確認事項となります。同社は、自治体が運営する他サービスとの将来的な連携も見据えた設計であると説明しています。
発表日時: 2026年5月15日
関連URL: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000002.000183138.html
