☑️ 発行上限を1日100万円から1回100万円に変更し全チェーンへ適用
☑️ Kaiaで発行・償還・ウォレットアドレス登録が可能に
☑️ 償還予約時のネットワークとアドレス選択を不要化
JPYCは2026年5月15日、日本円ステーブルコイン「JPYC」の発行・償還プラットフォーム「JPYC EX」で大型アップデートを実施しました。主な内容は、発行上限ルールの変更、Kaiaチェーン対応、償還時のネットワーク条件の一部緩和です。従来は「1日あたり100万円」だった発行上限を「1回あたり100万円」に変更し、Kaiaを含むJPYCの全対応チェーンに適用する点が差分です。
発行上限は全チェーンで「1回あたり100万円」
JPYCの発行上限は、これまで「1日あたり100万円」でした。今回のアップデート後は「1回あたり100万円」で発行できます。発行上限ルールの変更はKaiaチェーンに限らず、JPYCが発行されるすべてのチェーンに適用されます。
ただし、資金決済法に則った不正利用防止と取引管理の観点から、短時間に連続した発行申請は認められません。利用者にとっては、1回あたりの発行可能額は引き上がりますが、連続申請には制限が残るため、発行時には申請頻度や取引管理上の条件を確認する必要があります。
Kaiaで発行・償還・ウォレット登録に対応
JPYC EXは、新規追加チェーンとしてKaiaに対応しました。対応開始後は、Kaiaチェーン上でJPYCの発行、償還、ウォレットアドレス登録が可能です。Kaiaチェーンを利用する場合は、JPYC EX上でKaiaチェーンのウォレットアドレスを登録したうえで利用します。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 追加対応チェーン | Kaia |
| Chain ID | Kaia Mainnet(8217) |
| コントラクトアドレス | 0xe7c3d8c9a439fede00d2600032d5db0be71c3c29 |
| 利用時の条件 | JPYC EX上でKaiaチェーンのウォレットアドレス登録が必要 |
| 対応する手続き | 発行、償還、ウォレットアドレス登録 |
JPYCは、2025年8月に資金移動業者として初回発行してから約7カ月で、初の追加対応チェーンとしてKaiaに対応しました。JPYCは現在、Avalanche、Ethereum、Polygon、Kaiaの4つのチェーンで発行されています。Kaiaは、Kakaoの「Klaytn」とLINEの「Finschia」の統合により誕生したレイヤー1ブロックチェーンです。
償還予約時のネットワーク選択を不要に
償還時のネットワーク条件も一部緩和しました。これまでは、償還予約時にネットワークとウォレットアドレスを選択する必要がありました。今回のアップデート後は、償還予約時のネットワークとウォレットアドレスの選択が不要です。
償還手続きの対象になるのは、JPYCの送付元ウォレットアドレスが、いずれかのネットワークで登録済みウォレットアドレスである場合です。この条件を満たす場合、どの対応ネットワーク上で送付されたJPYCも償還手続きの対象になります。一方で、これまでどおり事前の償還予約は必要です。送付元ウォレットアドレスが未登録の場合や、他の利用者に紐づくアドレスである場合は、償還処理の対象外です。
発行・償還の操作条件をチェーン横断で見直し
利用者にとっては、JPYC EXで扱うチェーンがKaiaまで広がり、発行上限と償還予約時の入力条件も変わります。発行では「1日あたり」から「1回あたり」へ上限の考え方が変わり、償還では登録済みウォレットアドレスを前提に、予約時のネットワーク選択が不要になります。導入企業や利用者は、対応チェーン、ウォレットアドレス登録状況、短時間の連続発行申請に関する制限、償還予約の要否を確認したうえで利用する必要があります。
発表日時: 2026年5月15日
関連URL: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000315.000054018.html
