☑️ 7日間のパイロットで75万ドルの決済義務を精算
☑️ USDCを使用し週末を含めて1時間未満で資金移動を完了
☑️ Cantonとパブリックチェーン間の相互運用性を検証
VisaとLloyds Banking Groupは2026年9月30日、ステーブルコインを用いたクロスボーダー決済のライブパイロットを実施したと発表しました。両社による実証実験は、英国の主要バンキンググループとVisaの間で初となる取り組みです。
7日間にわたる実証実験において、Lloyds Banking Groupはステーブルコインを活用し、Visaに対する75万米ドルの支払い義務を精算しました。従来の国際決済では銀行営業時間外に開始された場合、完了までに1日以上を要することがありましたが、今回のパイロットでは週末を含めて1時間未満で資金がVisaに到達しました。
USDCを用いた送金とブロックチェーン間の相互運用性
今回の実証実験は、消費者の支払いではなく、金融機関同士が資金を交換・照合する裏方の決済プロセスに特化して行われました。
Lloyds Banking Groupは、英国で規制を受けるデジタル資産取引所Archaxを通じてステーブルコインのUSDCを購入しました。ジャージー島にある同行のCorporate Markets支店で記帳された決済金額を、米国のVisaへ送金しています。
また、技術検証においては、Lloyds Banking Groupが可変プライバシー機能を備えたCantonネットワーク上の独自ノードを使用しました。Visaが別のパブリックブロックチェーンでの決済に対応することで、異なるブロックチェーンネットワーク間の相互運用性も確認されています。
柔軟な国際決済の実現に向けた両社の見解
Lloyds Banking Groupでデジタルアセット責任者を務めるPeter Left氏は、ステーブルコイン決済の実証により理論を超えた実用性を確認でき、国際決済の迅速化や透明性の向上につながると述べています。
また、VisaのUK & IrelandグループカントリーマネージャーであるRob Cameron氏は、今回のパイロットが既存の銀行インフラとステーブルコインの連携可能性を示し、金融機関の決済タイミングや手段の選択肢を広げると説明しています。
発表日時: 2026年9月30日
関連URL: https://www.visa.co.uk/about-visa/newsroom/press-releases.3469881.html
