☑️ アステリアがステーブルコインの会計監査を支援するツールを開発
☑️ 暗号屋と共同でブロックチェーン上の取引検証を自動化する仕組みを構築
☑️ 自社管理フルノードによるデータ取得で監査法人が求める高い信頼性を確保

データ連携ソフトウェア大手のアステリアは2026年3月13日、日本円連動ステーブルコイン「JPYC」の会計監査を支援するツール「JPYC Explorer(JPYCエクスプローラー)」を開発し、4月1日から提供を開始すると発表しました。ブロックチェーン技術に強みを持つ暗号屋との共同開発により、企業のステーブルコイン利用における監査対応の課題解決を図ります。
監査法人が求める信頼性の確保
JPYCは2025年10月の発行開始以来、迅速かつ低コストな送金手段として注目されていますが、上場企業や地方公共団体が導入する際には、会計監査においてブロックチェーン上の取引の実在性を証明する必要があります。日本公認会計士協会の研究資料では、ブロックチェーンノードから直接データを取得する手法が言及されており、監査法人からは高い信頼性が求められてきました。
JPYC Explorerは、導入企業が「自社管理型フルノード」を保有し、外部のAPIサービスなどに依存せず、自ら取引検証を行える体制を構築するものです。複雑なブロックチェーンデータを可視化する直感的なインターフェースを備え、内部統制の観点からも最適な検証環境を提供します。
導入コストと対応チェーン
提供されるツールの仕様と価格体系は以下の通りです。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 基本料金 | 月額50万円〜(教育・サポート込、税別) |
| オプション | 監査対象1社あたり月額5万円〜 |
| 対応通貨 | JPYC、USDC(順次追加予定) |
| 対応チェーン | Avalanche、Ethereum、Polygon |
| インフラ | クラウド環境またはオンプレミス |
本製品の提供開始に合わせ、暗号屋代表の紫竹佑騎氏がアステリアのステーブルコイン事業アドバイザーに就任する予定です。JPYC代表の岡部典孝氏は「取引の実在性を監査法人や企業が自らの手で検証できる体制は、JPYCの社会実装を大きく前進させるもの」とのコメントを寄せています。
ステーブルコインの普及に向けたインフラ整備が進む中、監査環境の確立が企業導入を加速させる転換点となる可能性があります。
発表日時: 2026年3月13日
関連URL: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000406.000010008.html
