☑️ 新生活シーズンに合わせ東京電力や地方税ポータルを装うフィッシング詐欺が急増
☑️ 4月以降はauじぶん銀行や名古屋銀行など特定の金融機関を狙う偽サイトも急増し警戒が必要
☑️ 利用者には公式アプリやブックマーク経由でのアクセス徹底と無料診断ツールの活用を推奨
BBSSは2026年5月20日、3月度の「ネット詐欺リポート」を公表しました。3月は新生活の開始時期を狙った詐欺サイトが増加する傾向にあり、東京電力やNTTドコモなどのインフラ・携帯キャリアを装ったサイトが確認されています。また、例年確認される国税庁をかたる手口に加え、今年は地方税ポータル「eLTAX」を装ったサイトが新たに出現した点が特徴です。
4月から6月にかけては固定資産税などの支払い時期にあたるため、税を口実にしたフィッシング詐欺への注意が必要です。また、世界的な野球大会に関連した違法視聴サイトが出現するなど、季節やイベントの需要に合わせた攻撃が行われていると分析しています。
auじぶん銀行や地方銀行を狙うフィッシングが急増
3月時点の動向に加え、4月に入ってからはauじぶん銀行を装ったフィッシングサイトが急増しました。SMSやメールを用いて「お客様番号」や「ログインパスワード」などの重要情報を盗み出す手口が確認されています。
標的は大手銀行に留まらず、地方銀行やネット銀行などさまざまな金融機関に広がっています。3月には名古屋銀行をかたるフィッシングも急増しており、今後も特定の銀行を狙い撃ちにする攻撃が継続する可能性があるとしています。なお、3月のブランド別ランキングでは、マネックス証券を装ったサイトが最も多く確認されました。

被害防止に向けた4つのポイントと無料診断ツールの提供
同社はフィッシング詐欺被害を防ぐためのポイントとして、以下の4点を挙げています。
- メールやSMS内のリンクはクリックせず、ブックマークや検索から正規サイトへアクセスする
- 個人情報やクレジットカード番号の入力を促すメール・SMSに細心の注意を払う
- ログインIDやパスワードを複数のサービスで使い回さない
- セキュリティソフトやネット詐欺対策ソフトを導入する
また、不審なサイトの安全性を確認できる無料サービス「詐欺サイトチェッカー」の活用も有効です。同サービスは、同社が収集したブラックリスト情報をもとに、入力されたURLが詐欺サイトとして報告されているかを判定する仕組みです。
税の納付期や旅行需要を狙う計画的な手口への備え
今回のリポートでは、攻撃者が納付時期に合わせて「国税」から「地方税」へと装う組織を切り替えるなど、計画的な手口が浮き彫りになりました。「未納」や「差押え予告」といった文言で利用者の心理的圧迫を誘う構造は共通しており、権威性を利用した詐欺が今後も続く見通しです。
4月以降は地方税の納付通知に便乗する手口のほか、大型連休の帰省・旅行需要を狙った交通・宿泊系サービスの詐称、新生活に伴う銀行口座やクレジットカード開設に便乗する手口が想定されます。利用者側では、緊急性を煽る内容ほど一拍置いて公式窓口に確認するなどの慎重な対応が求められます。
発表日時: 2026年5月20日
関連URL: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000213.000008525.html
